スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アイスティー

朝の6時半過ぎ、自転車を走らせ喫茶マロンへ向かう。

ちょうど大ギンガ書房での展示会のため、来阪しているMから
メールを受けて、久々のモーニングを食べることになった。

6時56分。
マロンの入り口の看板には明かりがついており、
扉は大きく開かれていた。

どうやら朝一番乗り、お客さんがまだいない店内の奥には、
準備を始めるマスターとマダムの姿が見える。

中二階一番奥のボックスシートに深々と座り込む。
前回来たのは昨年の2月なので、ずいぶんのご無沙汰だ。

「おはようございます …あれ?」

おしぼりを持ってきたマダムが顔を見るなり綻んでくれた。

「ご無沙汰しています。」

「やんね~、ずいぶん久しぶりやね。
 あれぇ、髪型が変わったから。」

マダムの反応を見ると、マスターも「そうかなーとは思ったけどね」と、
厨房の奥から笑みをのぞかせてくれた。

「あの、もう少ししたら来ます。」

それだけ伝えると、マダムは何も言わずに笑顔でうなずき、
少しずつ入り始めたお客さんのところへ注文を取りに行った。

店内に淹れたての珈琲の香りが広がる。

7時8分。
夏の出で立ちでMが来店。
トーストセットのアイスティーを注文した。

甘さは控えめ。
あの頃の頭頂部にまでガツンと響くような甘さは
もう味わえないのかもしれないが、これがマロンの味。

お互いの近況を話しあい、「また来ます」とマスターに告げ、
喫茶マロンを後にした。

これから大ギンガ書房に移動し、搬入作業を手伝う。


 -続ー
スポンサーサイト

岡山の朝

12月22日(日)

「まさか…あれ、ちょっとまってくださいよ。」

「なんかあれやね。やってへん雰囲気やね。」

日曜日の朝9時過ぎ、岡山駅から商店街に向かう道、
人通りは少ない。

目星をつけていた喫茶店は、重たい鉄のシャッターを下ろしていた。

「あれですかね、大阪とかでおったからですかね。
 日曜日の朝なんか、7時ぐらいから当たり前みたいに
 喫茶店開いてるもんやみたいな気になってましたわ。」

「どうやろね…9時やから、時間早いんかも。」

「でもま、商店街まで行ったら、別の店あるかもしれませんし
 とりあえず歩きましょうか。」

商店街もだいたい10時ぐらいから、開くお店が多いのか
開店準備のお掃除をしてたりする。

「この店どうですかね、Oさん。」

「いやー、ちょっと洒落すぎてるわ。」

「洒落すぎてるって。でも、わかりますわ。」

「あの店どうかな、交差点の向こうの。」

「ええ名前ですね、ひらがなで。行ってみましょうか。」

お店の前まで行ってみると、どうやらギャラリースペースが
併設されている喫茶店のようだ。

店先には、店主直筆の七福神のようなイラストと
ありがたい言葉が書かれた色紙がびっしりと飾られていた。

「ちょっとあれですね。店主の個性が強すぎますわ。」

「そやな、もうちょっと探そうか。」

こんな感じになってくると、「これは長期戦になるな」
みたいな雰囲気がお互いからビンビン伝わってくる。

とりあえず商店街まで戻ってみて、いくつか候補は挙げつつも
なかなか決定打にかけるといった様相を呈してきた。

天満屋の地下街で「おしゃべりセット500円」という
魅力的なセットメニューを掲げる店を見つけるが、
開店は11時からとこれまたシビア。

時間は10時過ぎ、たいがい歩いた。

「ここにしますかね」と、外からみた感じテーブルの広そうな
喫茶オークラをチョイスした。

サンドイッチにサラダ、ドリンク付の
モーニングセット370円はなかなかお値打ち。

久しぶり、実に5ヶ月ぶりの山坂モーニング会議が始まった。

初秋

久々にMが来阪するということで、
喫茶マロンでモーニングをすることになった。

普通にお茶とかで利用すればいいのだろうけれども、
どうも憚られるものがあって、結局5月以来
マロンから足が遠のいていたのだ。

店の前に着くと、気候が穏やかになってきたこともあって、
マロンの扉は開けっ放しになっていた。

朝の9時半、お客さんも落ち着いてきた頃か、
一番奥のテーブルが具合よく空いていたので
そこに身を沈める。

「いらっしゃい、お久しぶり。
 今日は来られるの?」

ニコニコしながら、マロンのご婦人が
お冷を持ってきてくれた。

しばらくご無沙汰していたのに、
今日は(二人で)来られるの?とごく自然に
話しかけてくれたことが嬉しい。

「はい、今天王寺出たって連絡が入ったんで
 もう15分もすれば…」

そう伝えると、また後でお伺いしますと
笑顔で奥へと帰っていかれた。

しばらく待っていると、

「いらっしゃいませ…あら、お久しぶり。」

という声が、後方から聞こえた。
同時にMのニヤけた顔も容易に想像できた。

「よぉ、久しぶりOさん。」

長距離の移動のため、多少疲れてはいるようだったが
あいかわらずの表情が見られて、一安心。

実に半年ぶりになるモーニングセットを注文する。

アイスティーは甘すぎず、優しい味になっていた。
今年のアイスメニューは、これで飲み収めかしら。

セットを食べながらの近況報告の後は、
最近取り組んでいる4コマ漫画の作業。

4コマ漫画を一コマずつ交代しながら埋めていき、
完成させるというシンプルなやりとりを、
原稿を郵送しながらやっているのだ。

せっかく会うので、できた4コマの推敲をしたり
コマを埋めていたらあっという間に予定の時間になった。

お会計を済ませる段になってマスターが

「せっかく久しぶりに会うたのに、
 しゃべらんと静かーにして。
 勉強しよったん?」

と屈託なく聞いてきたので
二人で「はい」と答えた。


 -続- 

近況

フード付のパーカーの上にナイロンジャケットを
羽織って自転車にまたがる。

朝9時とはいえ、風を正面から受ける手は冷たく
しまった手袋をしてくればよかったと、
交互にポケットにこぶしをねじ込みながら
ペダルをこぎ進めた。

考えてみれば喫茶マロンにもう3ヶ月ほど行っていないことになる。
前回来た時は、半袖だったんじゃないだろうか。

(今日、祝日だけどやっているかしら…)

そんな心配を他所に、マロンの黄色いランプは
いつものようにチラチラと点いていた。

(まだ来てないんか…)

駐輪スペースにMの自転車が無いことを確認して
店内に入る。

中二階の一番奥の座席は空いていた。

「いらっしゃいませ、お久しぶりです。」

あたたかいおしぼりを2つ、お冷を二つ
トレイに乗せたご婦人が笑顔でやってきて
ご注文、後ですねと告げて下がっていく。

少ししてMが到着、ご婦人が注文を取りに来る。

久しぶりだったので、注文がシドロモドロになったが
結局いつものトーストセットにホットミルクティー。

セットはマスターが直々にもってきてくれて、
久しぶりですねと声をかけてくれた。

「なんか、みんな声かけてくれるね。」

「そうですね、まあ、それだけ来てたってことですよ。
 ありがたいことですけどね。」

トーストを頬張りながら、近況報告やら制作の進み具合なんかを
確認しあった。


そんなわけで山坂第6号、制作中です。


BE BOP

「時間ピッタシですね。」

座席に深々と腰掛け、腕時計を眺めながらMが言った。
手には先週も読んでいた情報誌が握られている。

「いや、結局ね、扇風機買ってないんですよ。」

「まあね。」

「やっぱりクーラーの方が涼しいし、なんかクーラーも扇風機もって
 なったら電気代逆に高くなりそうじゃないですか。」

「んー、設定温度の加減なんやろうけどね。
 28度とかでも扇風機かけてたら寒いぐらいの時あるもん。」

「あ、そうだOさん。なんか全然関係ないんですけどね、
 ワタシ最近ね、ガチンコの動画にはまっててね。」

「おー、Mっちゃんもか。実は僕もちょうど昨日見てたんよ。
 ファイトクラブやけど。」

「いや、ぼくはあの、BE BOP予備校のね、大和龍門。
 あれがねぇ、もうむちゃくちゃ面白いんですよ。」

「ガチンコ」といえばもう10年以上前になるだろうか、
大学生の頃の我々の胸を熱くしたO・BA・KE番組である。

工房兼研究室のテレビで正座しながら見たこともあったなあ。

「いや、そのほら大和がね、受験生に
 『志望校一本!滑り止めなし!!』って言うんですけどね、
 それを聞いた受験生らが、『滑り止めうけさせろや!!』みたいな感じで
 詰め寄るシーンがめちゃくちゃ面白いんですよ。」

「ギャハハ、あったな!そんな回。」

「ほんとにね、ちょっとまた見てくださいよ。
 めちゃめちゃいいですから。」


ガチンコBE-BOP予備校 ホームラン級の馬鹿

ガチンコBE-BOP予備校 渡辺脱走

ガチンコBE-BOP予備校 渡辺を連れ戻す

ガチンコBE-BOP予備校 葛VSその他塾生

ガチンコBE-BOP予備校 渡辺の母が来る

ガチンコBE-BOP予備校 FINAL ガチ桜SP


そんなこんなで、モーニングを食べ終わり、
4コマ漫画の制作に入る。

悩みながらも数本完成。
方向性もなんとなく定まってきた感じ。




| TOP | NEXT


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。